省エネ住宅のエキスパートとして「SmartEco House」を提案しています
1999年、次世代省エネルギー基準が制定され、高気密高断熱仕様の家が次々と建てられました。
ところが、空気の流れが考慮されていない建物が多く、結露やカビが発生するというトラブルが相次ぎました。
快適な住み心地には、気密、断熱、換気、冷暖房が密接につながっており、全体を見据えた設計が不可欠なのだ──
このことを知ってから、電気設備の奥深さに改めて気づかされたことが、当社が省エネ住宅のエキスパートとなった原点です。
ZEH(ゼッチ)=ゼロ・エネルギー・ハウス=の普及
住宅は日々進化し、その好例がZEHの普及です。
ですが実は工務店などの建築業者でさえ、省エネや創エネに対する十分な知識・ノウハウを持っていないことに、危機感を覚えました。
各住宅に合った太陽光発電システム、蓄電システムはそれぞれどの容量が最適なのか。
空調を効率化する間取りはどのようなものなのか──
電気を創り、電気を蓄え、必要に応じた省エネルギーな機器を使用しスマートに暮らすための理解を深めることで、これから始まるZEHの普及が進むと考えます。
「自電自足」の新しい生活スタイルを体験できる「SmartEcoHouse」
そのため当社では、ZEH啓蒙・普及のための「体験館」を設立しました。
ここは省エネ・創エネ製品を、単なるショールームではなく、住宅を再現した空間に落とし込んで、実際に作動しているところを見ることが出来る施設です。
「体験館」のドアをあけると広いLDKの部屋が広がり、電気の消費を「見える化」するHEMS(ヘムス)=ホーム・エネルギー・マネジメント・システム=や、オール電化キッチン、スマート分電盤などが設置されています。
また屋外空間も再現しており、創蓄連携システム、エコキュートを配置。
さらに屋外には電気自動車の日産LEAFが置かれていて、太陽光発電で創られた電気が充電される様子や、これを利用した電力供給も体験できます。




ショールームやカタログで見たことがある電気設備も、実際に作動するところを見る機会はあまりありません。
例えば、停電時は太陽光発電で創った電気は自立運転に切り替え使用できますが、その容量はわずか1500Wしか使えません。そうしたことですらあまり知られていないのが実情です。
エコキュートのヒートポンプがどれくらいの騒音を出すのか。
実際に設置したときのサイズ感はどの程度なのか。
停電時に大容量の蓄電池を利用して電気を使うところや、地震の揺れを感知しブレーカーが落ちるところなどを体験され、『なるほど、こういうことなのか』と実感していただけます。
もちろん、スタッフからの丁寧な説明も致しますので、一度見学しただけでもZEHに対する理解が一気に深まると思います。
建物の形状、毎月の電気使用量、ライフスタイルなどによって、電気設備をどう構成するかの答えは違ってきます。
マイホームを検討するにあたり最新のZEHのことが知りたい方、建て替えやリフォームを考えている方、 建築業者の方も大歓迎です。
建築業者の方とは、エネルギー効率のいい住宅づくりの良きパートナーとして、協力していければと思っています。
お客さまや建築業者の皆さまと一緒に、いろいろなソリューションをゼロから創り上げられることが当社の強みです。
月刊ダイヤモンドに掲載されました!
出典:月刊ダイヤモンド